タワーマンションのメリット・デメリット

タワマンとはどんなマンション?まず定義を探る

タワマンとは高層のマンション、というイメージは広く知られていますが、「実際にどの程度の高さ?」と聞かれるとはっきりとわからないという方がほとんどではないでしょうか。
ですから、「タワマンに住みたい」と漠然と思っていても、どれぐらいの高さなのかによって住む環境にも大きな違いが出てきます。

じつはタワマンという言葉には明確な定義は存在しておらず、漠然としたイメージが広く使われている形になっています。
ただ目安もあり、建築基準法による「高さ60メートル以上を超高層建築物とする」というのが基準となっています。
高さ60メートルと言えば、だいたい地上20階程度です。

タワマンの特徴としては、まず高層階に住む場合にはエレベーターでの移動が大原則になる点が挙げられるでしょう。
そして20階建てともなるとそれなりの規模になりますから、住民も多くなり、マンション内での人間関係も生活する上でひとつのポイントになってきます。

タワマンの価格相場はどの程度

タワマンのイメージとしてはもうひとつ「価格が高い」イメージもあるでしょう。
分譲の形で購入する場合でも、賃貸で借りる場合でも同様です。
具体的な価格相場に関しては当然物件の価値や立地条件、さらに住む階層によっても異なります。

東京都の場合、港区や渋谷区といった家賃が高めなエリアで20万~50万円クラスのものが多く見つけられます。
高級タワマンとも慣れば家賃が100万円を超えるのもあり、やはり「高い」というイメージは決して間違いではないと言えるでしょう。
その一方、それほど高くはない水準のタワマンもあり、中には20万円を切って10万円台で借りることができる物件も少なくありません。
これからタワマンに住んでみたい、という方は20万円を目安に賃貸物件を探してみると良いかもしれません。

タワマンのメリット・デメリット

まずメリットについては、やはり高層階なら眺望が非常に良い点が挙げられます。
また高層なので周囲の目をほとんど気にする必要がなく、プライバシーを維持しやすい点も挙げられるでしょう。
さらにこれは価格相場とも関わってくる問題ですが、タワマンはセキュリティ環境が充実していることが多く、防犯などの観点から安心して暮らしやすい点も挙げられます。
常駐の管理人や「コンシェルズ」と呼ばれる受付がいる物件も多く、日常生活のさまざまな面をサポートしてくれる点も魅力です。

一方デメリットとしては、やはり高層階になるとエレベーターが必須で少々面倒、風が強いのでベランダで洗濯物を干せないことがある、地震や火災の時に安全を確保できるか不安といった点が挙げられます。
住民同士の人間関係が面倒に感じることもあるかもしれません。
こうしたメリット・デメリットを天秤にかけたうえで、できるだけメリットが多い物件を探していくのもタワマンで快適な生活を送るためのひとつのポイントとなるでしょう。