首都圏の主要鉄道を比較して選ぶ

駅

東京でタクシードライバーになるためには、一般的な試験と異なり「東京都内の地理試験」を突破する必要があります。

それほど、東京都内は道路も路線も複雑に入り乱れており、なれないうちは混乱するのも当然です。地方から東京へ引越してきた人であれば尚更ですし、たとえ東京に住み慣れた人であったとしても、行ったことのない場所に足を運ぶとなると、迷わずにたどり着ける保障はないと言えます。

そんな東京で住む場所を探すという際に大切なのは、やはり交通の利便性、最寄り駅などが挙げられます。通学や通勤に時間がかかるほど、事故や遅延の可能性も高まるため、できる限りリスクの低い場所を選択したいものです。

住む場所選びに困ったら主要鉄道を比較して

最寄り駅の鉄道によっては、ほぼ路線の場所が変わらないにもかかわらず、毎日のストレスや、毎日の通勤通学の負担が全く異なるケースがありますので、周辺の鉄道をよく比較して、住む場所を決めるようにすることも、一つの方法だと言えるでしょう。

比較するポイントとしては、主にこのような部分が挙げられます。

混雑状況は路線によって大きく違う

同じ通勤通学ラッシュ時でも、帰宅ラッシュ時でも、路線によって大きく混雑状況が異なりますので、出来るだけそうしたラッシュに巻き込まれたくないという方は、混雑状況が比較的少ない路線を利用することをお勧めします。

例えば、JR線と地下鉄線の場合、比較的ラッシュ時の混雑状況が少ないのは、地下鉄線であることが分かっています。
JR線と地下鉄線、どちらも通っているという地域(特に都心部)は実は多いので、特にこだわりが無ければ、こうした路線を選ぶことが出来る地域に住むと良いでしょう。

もちろん地下鉄線でも路線によってはJRと同じくらいの混雑状況がありますので選ぶ際には注意が必要です。

例えば同じ東京メトロでも、東西線の場合はJRと同じレベルの混雑度が続いていますが、南北線の場合は比較的ピーク時もそこまでではない傾向がありますので、同じ東京メトロでもこうした混雑状況も参考にしてみると良いでしょう。

終電の時間でも比較

同じ都心部でも、終電の時間もそれぞれ異なりますので、終電でどこまで行くのかをチェックして、路線を選ぶこともおすすめです。

例えば、総武線、中央線であれば、東京・秋葉原発で、三鷹まで1時21分に、京王線新宿発であれば、桜上水まで1時7分にと、同じ路線でも、最も遅い終電がどこまで行くかは異なります。そのため、終電がギリギリ行くラインの駅を選ぶことで、夜遅くなっても、終電を逃しにくくなると言っても過言ではありません。

路線がいくつかある場所がおすすめ

また、遅延や運休などが起きる可能性も考えて、いくつか路線がある所に住むという方法も挙げられるでしょう。路線だけではなく、バスが出ていれば、バスで移動という方法もありますので、路線を選ぶ際の参考にしてみることもおすすめです。

通勤や通学の際に、遅延や運休は非常に大きな痛手となりますので、万が一の際に対応することが出来るように、いくつか路線が通っているところや、バスなどが通っているところを選んで、リカバリーがきく地域を選ぶようにすると、安心して暮らすことが出来ると言えるでしょう。

住む場所を選ぶ際に路線情報は非常に重要になりますので、参考にしてみてください。