一人暮らしの女性がやったほうがいい防犯対策

東京は危険?防犯への意識を忘れずに!

東京は他の地域と比べて取り立てて危険、というわけではありませんが、人が多いうえに素性がよくわからない人が周りに多くいる、といった環境からも防犯への意識はやはり必要です。
東京における防犯対策の場合、移動中、とくに夜間に移動している時への注意点と、在宅している時の注意点の両方が求められます。

繁華街など夜まで遊べるスポットも多く、そうした店舗・施設で働く仕事も多くあるのが東京です。
自然と帰宅が夜遅くになる機会も多くなるもみのです。
そんなとき、家まで安全に帰宅できるような環境をつねに確保できる、そんな準備や心構えが求められます。

こうした夜間の移動におけるポイントは、やはり「人が多く明るいところを通る」です。
これは東京の大きなメリットでもありますが、夜間でも人が多く明るいところが多いため、そうした場所をつねに選んでいれば不審者に襲われるリスクを大幅に減らすことができます。
少々遠回りでも、安全な道を選ぶことを忘れないようにしましょう。
また東京に引っ越してきたばかりの場合には、昼間だけでなく、夜間にどんな雰囲気になるのかを確認したうえで移動ルートを決めておくのもよいでしょう。

それから現代人によくありがちな「ながら歩き」も注意が必要です。
スマホをしながら、音楽を聞きながら移動していると、周囲に不審な人物がいる、尾行されているといった状況に気づきにくくなります。
少なくとも夜間に帰宅する際には、周囲の環境をつねに意識しながらの移動を心がけましょう。

もうひとつ、もし万一不審者に尾行されているような気配を感じたら、急いで家に帰るのではなく明るい場所やコンビニなど人がいる場所に逃げ込むようにしましょう。
急いで家に帰ってしまうと、その不審者に自宅を特定されてしまう恐れがあるからです。

家にいるときに心がけたい防犯対策

家にいる間に気をつけたい点としては、まず洗濯物に注意することが挙げられます。
下着泥棒に狙われやすくなるのはもちろん、洗濯物の内容から女性が一人暮らしをしているとバレてしまう、あるいは住民の行動パターンがバレてしまう(いつごろに家にいるのかなど)といった面があるからです。
女性のひとり暮らしでは、洗濯物は室内で干す、外に干す場合には目隠し用のネットを使用するといった対策が挙げられます。
あとは、男物の洗濯物をダミーとして一緒に干すという方法もかなり有効です。

そして現代社会でとくに注意したいのが、個人情報を盗まれないようにすることです。
とくにゴミ出しの中身には要注意で、領収書やダイレクトメールから住所・氏名を知られてしまう恐れがあります。
こうした個人情報が掲載されているものは、細かく裁断したうえで処分するようにしましょう。

ほかには、万一の時に備えて玄関先に防犯グッズを置いておく、玄関先に男ものの靴を置く、鍵を2つ設置するといった方法も有効です。
万一のことを考えても、「少しやりすぎかな?」と思えるくらいのレベルで防犯対策を行っておきたいところです。
少なくとも、「わたしは大丈夫」といった過信は厳禁です。