年中使えるサーキュレーターの使い方

サーキュレーターを冷房を組み合わせて使ってみよう!

サーキュレーターの役割は、室内の空気を循環させることです。
扇風機と比べて空気の勢いが強く、また風の向きが直線的になるのが特徴です。
扇風機のように体に直接風を当てて涼むのではなく、あくまで室内の空気を循環させるのが目的ですから、冷房と組み合わせて使う場合でもこのサーキュレーターの目的・特徴を踏まえた使い方がポイントになってきます。

暑い日に屋外から屋内に入った後に冷房を使うととても涼しく感じるものですが、その環境でしばらく過ごしていると、あまり涼しさを感じなくなってくることがあります。
これは単に冷房の涼しさに体が慣れてしまったからだけでなく、冷たい空気が下に溜まってしまったことで室内に温度差が生じてしまっているのも大きな理由です。
冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に上昇する、これが空気の鉄則ですから、冷房とサーキュレーターを組み合わせる場合には下に溜まった冷たい空気を上昇させることで室内全体を循環させるような環境を作ることが重要になってきます。

そうなると、まずサーキュレータを床において空気を「下から上へ」循環させる環境を作ります。
そのうえでエアコンに背を向けて設置するのがポイントです。
要するに、エアコンから下りてきた冷たい空気サーキュレーターを通して循環させる形にするわけです。

暖房とうまく組み合わせるポイント

暖房の場合、上昇している暖かい空気をうまく室内に循環させるのがポイントです。
方法は2つ、まずサーキュレーターを床においたうえで上向きに設置することで、上昇した暖かい空気にサーキュレーターの風を当てることで循環を促すことができます。

もうひとつの方法はエアコンと向き合う形で部屋の隅に設置し、エアコンに向かって風を送る形でセッティングする方法です。
上昇した暖かい空気が壁にぶつかって下降するところにサーキュレーターを設置し、エアコンの方向へと流すことで室内全体に暖かい空気を循環させることができるようになります。
どちらを選ぶかは、部屋の環境や面積なども考慮したうえで決めるとよいでしょう。

部屋干しの際にも役立つ

洗濯した衣類を部屋に干す時にも役立ちます。
その際のポイントは、風を直接当たることで乾かすのではなく、洗濯物の湿気を風で飛ばすことで乾きを早めることを意識することです。
そのためにも1か所に集中して送風するのではなく、首振り機能をうまくつかって洗濯物にまんべんなく送風できる環境を心がけましょう。

また、部屋干しの際には空気がこもってしまうこともあるので、換気目的で使用するのもおすすめです。
その際には窓の反対側に設置し、窓から入ってきた空気を送り返すような形で使用すると効果的です。