若者が集まるにぎやかな三軒茶屋の魅力とは

三軒茶屋の特徴

三軒茶屋は東京都世田谷区に位置しているエリアで、近年若世代から人気を得ています。
もともとこの地域は昭和の雰囲気を残したレトロな雰囲気が特徴と言われているのですが、そのレトロな面がかえって若い世代の人たちには新鮮に映るという面もあるようです。
その一方で、都心に位置しているだけあって繁華街もあるので、新しい町としての面とレトロな町としての面の両方が共存している点も特徴として挙げられるでしょう。
東京都は東西に細長い形をしていますが、三軒茶屋は北へ行けば渋谷にもほど近い一方、南に行って多摩川を超えれば神奈川県になるというユニークな立地条件にあります。

ちなみに名前の由来は、実際にこの地域に存在していた3軒の茶屋にあるとも言われています。
田中屋、角屋、信楽(しがらき)という名前の茶屋が人気を博し、この3軒を中心に地域が発展していったことからいつしか「三軒茶屋」と呼ぶ人が増えたというのです。
なお、現在の行政地区としての名前は1932年に世田谷区の成立とともに生まれました。

三軒茶屋の魅力とは?

繁華街と住宅街の両方があるため、繁華街に行けばにぎやかな雰囲気のなかでさまざまな娯楽を楽しむことができるのに対し、住宅街では閑静な雰囲気のなかで生活を送ることができます。
このメリハリは三軒茶屋の大きな魅力となるでしょう。

また、人気の茶屋が賑わっていた伝統を引き継いでいるのか、このエリアには人気のある飲食店が多いのも魅力です。
しかもレトロな下町の雰囲気と大規模な商業施設が共存しているので、生活の利便性にも優れています。
新しい話題の店舗もあれば長く地元の人たちから愛され続けている老舗のお店もある、この点でも「レトロで新しい」面白さを感じることができるエリアです。

交通の利便性では、東急田園都市線を使用すればわずか5分で渋谷駅まで行ける点が見逃せません。
さらに道路網も充実しているので、マイカー通勤の人にとっても便利です。
都心、神奈川いずれのアクセスも良好です。

三軒茶屋の暮らしやすさは?

気になる暮らしやすさでは、これまで挙げてきたように利便性の高さが大きなメリットになっているのに対して、昼と夜とで雰囲気が変わる点が特徴として挙げられます。
昼間は学生が多くにぎやかな雰囲気なのに対して、夜になると深夜営業の飲食店が立ち並ぶエリアがにぎやかになります。
しかも繁華街と住宅街がそれほど離れていない場所にあるので、ちょっと騒音が気になる部分もあるかもしれません。

ただ、それはあくまで深夜、それも駅周辺に限られた話であって、三軒茶屋エリア全体の治安や暮す環境が良くないというわけではありません。
むしろ世田谷公園など住民の憩いの場になるようなスポットが充実しており、小さいお子さんがいるファミリー世帯にとってもよい環境と言えます。