映画「男はつらいよ」の舞台で有名!柴又の魅力とは

寺社仏閣

映画で有名な葛飾柴又の特徴と魅力

映画「男はつらいよ」で有名になった葛飾柴又の特徴というと、歴史ある建物が多く残っているということでしょう。
柴又帝釈天の参道の商店街は、大正元年から続いています。
名物の草団子やおせんべいといった昔なつかしいお店も多く、映画そのもののようですから、まるで、タイムスリップしたような気持になるでしょう。

京成柴又駅から帝釈天までは、約2メートルです。
その間、戦火を逃れた昔懐かしい店舗に立ち寄って、美味しいおだんごやせんべいを食べ歩きというのも楽しいものです。

そして、柴又の魅力は、映画そのものの下町の風情が残っているところでしょう。
帝釈天やお団子屋さんは、映画そのものです。

魅力の一つである柴又帝釈天について、お話しますと、参道の突き当りに二天門があり、正面に帝釈堂、右に祖師堂、手前に釈迦堂があり、どちらも見応えがあります。
そして、本堂裏手には大客堂が建っていまして、映画の影響もあるのか、いつも賑わっていますが、特に庚申の縁日はものすごい賑わいです。

また、帝釈天とは別の魅力がある、映画に出てくるお団子屋さんも、連日、賑わっています。
特におすすめは、やはり映画によくでてくる草団子でしょう。
餡とからめると、いっそう美味しいそうです。

柴又で、必ず訪れたいスポットとは?

柴又で、必ず訪れたいスポットといいますと、江戸川の矢切の渡しが挙げられます。
江戸時代から続く都内唯一の渡し船で、柴又と対岸の千葉県を結んでいるのです。
小説や歌謡曲でも、その名は知られています。
下町の景観を見ながらの乗船は、楽しいものでしょう。

地元ゆかりのカメラ部品の工場の創始者である山本栄之助翁の自宅であった「葛飾区山本亭」も、必ず訪れたいスポットです。
日本の伝統的な書院造りと洋風建築を複合した建物と純和風の庭園のコントラストが何とも言えぬ美しさを醸し出しています。

海外でも高く評価されていますので、連日、沢山の人たちが見学に訪れている見応えのある場所です。
景観抜群の庭を眺めながら、抹茶を頂けるのも、嬉しいところでしょう。

葛飾柴又寅さん記念館の豆知識

葛飾柴又寅さん記念館は、柴又公園と一体化したユニークな建物になっています。
記念館内部のエレベーターで行かれる公園頂上の「あずまや」からは、帝釈天、山本亭、雄大な江戸川の流れを見られ、気持の良いものです。

また、記念館の内部では映画「男はつらいよ」と映画セットが見られますので、ファンにとっては、たまらないものでしょう。
そして、映画の世界を16のコーナーに分けて、詳しく紹介してくれますから、映画を見たことがないという人でも、分かりやすいです。
祖父母と孫という組み合わせで来館して、映画のセット等を見て歩くのも、楽しいひと時が過ごせ、良いコミュニケーションになります。