若者を中心に人気のある赤羽の魅力とは

赤羽

首都圏に住みたいけれど、家賃相場が高くなかなか手賀が出せません。そのような人におすすめなのが赤羽です。ここ数年で人気が上昇している理由についてご紹介します。

赤羽はどんな街?

赤羽は東京都北区に位置するエリアで、荒川を一望でき、埼玉県との県境の場所として穏やかな街並みを維持しています。「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」で2020年に2位を受賞したこともある街です。
買い物や外食スポットが充実しており、一人暮らしからファミリー層でも住みやすくなっています。
都心からの交通アクセスがよく、大規模な商業エリアの形成により近年若者を中心に人気が上昇。街の開発が進み飲食店だけではなく、おしゃれなショップも多く、賑わいを見ています。荒川や隅田川が近くを流れる魅力の一つです。

赤羽の住みやすさ

赤羽は駅周辺の施設が充実性や落ち着いた住宅街エリアなどが揃っているので、1人暮らしからファミリー世帯まで、どの世代でも住みやすい街です。昔ながらの古き良き東京を感じさせる赤羽は、今なお多くの人々に住みやすい街として愛されています。

赤羽の治安

治安は住みやすさにかかわります。治安の指標の一つである犯罪発生率(犯罪件数÷人口)を見てみると、北区は東京23区中9位。
赤羽は北区の中でも犯罪件数が多いようです。特に赤羽駅東口側にはセンベロと呼ばれる居酒屋が多いことから、夜は治安の心配があります。粗暴犯による事件や窃盗被害も少なくありません。
一方、西口側は犯罪が起きていないため、治安が良いです。少し気を配るだけで、安心して暮らせる物件を見つけることは可能なので、妥協することなく調べておきましょう。

赤羽の交通アクセス

赤羽駅は5路線通っており、都心だけではなく、埼玉や神奈川方面へもアクセスしやすくなっています。埼京線・京浜東北線・湘南新宿ラインは利用客が多く、都心の主要駅へほぼ乗り換えなしで行けるのは便利です。
朝晩は非常に交通量が多く、液も混雑していますが、フレックス出勤を用いている企業に努めているのであれば、時間を少しずらして通勤できるので、有効に活用できるでしょう。各路線、終電も遅い時間帯まで走っていることが多いので、残業によって遅く帰ってきた日も安心して帰宅できます。
電車以外にもバスも充実しており、区外への様々な場所へ移動しやすくなっています。交通アクセスの良さは、赤羽が住みやすいと思う理由の一つといえるでしょう。

赤羽駅周辺の賃貸相場

赤羽駅周辺の家賃相場は7万円台から10万円台が多くなっています。3LDK以上の相場はないので1~2人タイプの部屋が中心といえるでしょう。乗り入れ路線が多く池袋まで約8分という好立地に加え、住みたい街として人気が上昇していることから家賃相場は高めになっています。1人暮らし用の物件が多いので、部屋は探しがしやすいといえるでしょう。広さや駅徒歩を緩和すれば1人暮らし向けの間取りなら4~5万円台で借りることも可能。築年数はリフォームされている部屋も多く、あまり気にしなくてもいいかもしれません。耐震性が気になるなら新耐震基準が適用された1981年以降の物件を目安にするといいでしょう。

赤羽駅周辺のお買い物環境

赤羽駅周辺はイトーヨーカドーやダイエー、西友といった大型スーパーが集中しています。赤羽一番街商店街と赤羽スズラン通り商店街と2つの商店街があり、日用雑貨や生鮮食品を取り扱うお店が多いので、食材や日用品の買い物で困ることはありません。また、2014年にドラッグストアやコーヒーショップなど40店舗以上がそろった商業施設「ビーンズテラス」がオープンしました。商店街から専門店まで揃う赤羽の買い物事情は、首都圏ともそん色ないでしょう。

赤羽の定番スポット

赤羽に行ったら大衆居酒屋やカフェといったグルメや、自然豊かなお出かけスポットなど行きたい定番&おすすめのスポットを紹介します。気になるスポットがあればぜひ足を運んでみてください。

大衆居酒屋

赤羽といったら真っ先に思いつくのがセンベロです。1,000円でベロベロに酔えるという名の通り、安くて旨い大衆居酒屋が多くあります。赤羽駅東口に見える一番街と書かれたアーチをくぐるとセンベロの名店が軒を連ねる人気エリアです。

やきとん大王

1番街のシルクロードにあるやきとん大王。赤羽センベロの代表といえるお店です。赤ちょうちんがぶら下がった店内は、大衆居酒屋!といった空気感を醸し出しています。外観・内観ともに下町っぽい雰囲気。休日は12時から営業しているので、お昼から飲めるお店としても人気があります。
ハイボールが280円(税抜き)、サワーや果実酒、焼酎も280円(税抜き)。お酒だけではなく串物は80円(税抜き)からとなっており、チェーン店も驚きの安さです。

丸健水産

おでんで一杯できる、魅力的な立ち飲みスポットです。おでん種屋として創業、いつしかおでんやお酒を提供するようになり70年「赤羽といえば丸健水産」といえるほどの老舗有名店です。お酒はMaruCUPのほか、缶ビールやチューハイなどが注文できます。丸健水産ではだし割りもおすすめです。MaruCUPを半分ほど飲んだところで、カウンターに行き、だし割りを50円で追加注文。カップの中におでんだだしを注いでくれます。元々メニューになかったものですが、常連さんが混ぜて飲むようになり定番化された元・裏メニューだそうです。

まるます屋

赤羽駅前にあり、コイとウナギ料理が看板メニューのお店です。豊富なメニューはどれも人気で、ウナギの様な高級な食材を手軽な価格で食べさせてくれます。平日は開店前からお客さんが並んでいる姿も。
鯉生刺は長い間、愛され続けるメニューで川魚を刺身で食べられるのは都内でも珍しく、それだけ鮮度に自信があるということでしょう。川魚にありがちな泥臭さがなく、お酒が進みます。煮込みも人気メニューで、牛すじの煮込みは味噌ベースながらローリエなどのハーブと香辛料が効いています。

カフェやスイーツも

若い世代からも支持を多く集める赤羽には飲み屋だけではありません。通りを一本入ればシャレたカフェやバーが顔をのぞかせます。

anzu to momo

赤羽駅の近くにあるのにひっそりとした立地にあり、席数5席のこじんまりとした優しい雰囲気の佇まいをしたカフェです。店長が元フラワー教室だったこの物件を見つけて、カフェを開くつもりはなかったのに、思わず物件の申し込みをして、カフェを開いてしまったのだとか。
デザートはすべて店内で手作り。看板メニューのブランマンジェは、ゼラチンを使ったプルプル感がたまらない優しい甘さのスイーツです。チョコレートのチーズケーキは、フランス産クーベルチュールチョコレートを使い、濃厚な味わいになっています。ケーキのほかにも焼き菓子もあり、テイクアウトが可能で、予約をすればホールケーキも注文可能です。

豆電COFFEE

赤羽の外れにある隠れ家のようなカフェ。アートとコーヒーの融合がコンセプトだそうです。名物の豆電プリンは濃厚ですが甘さ控えめ。そそり立つクリームと、溢れんばかりのカラメルソースがプリン好きにはたまりません。昔ながらの喫茶店のように金属製の器に盛られたフォルムはインスタグラムでも話題になっています。営業時間は10時から15時と短いので注意してください。

cafe milk

駅前と住宅街を隔てる大きな道路沿いに、白木でできた箱型のかわいいカフェがあります。入口に段差はなく、座席の感覚が広いので、ベビーカーや車いすでもそのまま入店可能です。店内で手作りするケーキは、多い時に7種類がショーケースに並びます。おすすめはガトーショコラ。じっくり煮込んだ自家製チキンカレーやもちもちの生めんと有機野菜のパスタメニューをいただけます。

赤羽八幡神社

赤羽駅から徒歩13分ほどの小高い山の中腹にある神社。御祭神は第15代天皇・応神天皇とその祖母である仲哀天皇と神功皇后で、勝負運、縁結び、安産、厄除けなどのご利益がある定番のスポットです。
赤羽八幡神社の社殿左手奥にある末社があります。9つの末社が祀られており、その一つが縁結びの神様として有名な大国主神の大国主神社です。大国主神社には因幡(いなば)の白兎の石像があります。因幡の白兎は大国主命との縁を取り持ったという神話から「特定の人と親交を深める」「特定の人との叶わる縁を結ぶ」といわれています。

赤羽自然観察公園

赤羽駅から徒歩15分ほどの公園です。かつては自衛隊の駐屯地として使用されていた場所の一部が公園になりました。湧水を活かした小川、池、田んぼがあり、園内は木々が生い茂っているので、周辺施設とは一線を画しています。鬱蒼とした林の中を歩くと、田んぼと古民家(北区の有形文化財を移築)があり、建物内を見学できて当時の農家の生活が垣間見られます。公園内には多目的広場やバーベキューサイトもあり、自然に触れあいながら楽しく過ごせるスポットです。

カトリック赤羽教会

光に照らされた美しいステンドグラスを見ることができます。ドラマの撮影でも使われている教会です。幼稚園や教会によるバザーなどの行事の際は、一般開放されます。シスターが作ったレース編みや父兄による軽食、外国人による出店など楽しめるでしょう。

清水坂公園

赤羽駅から徒歩13分ほどの場所にあります。高低差のある場所に設置された52mのローラー式すべり台や、芝生公園のある大きな公園です。春にはお花見、夏場は公園内の人口川や池で水遊びができます。人口川は子どもたちの絶好の水遊び場です。秋や冬も、自然の中を走り回ったり、広場で酢ポートをしたり、一年中思い切り楽しめます。
園内には自然ふれあい情報館が併設されており、昆虫や草花、水槽の生き物が展示され、いろいろな生き物と触れあえるコーナーもあります。