様々な顔を持つ街!上野の魅力とは

上野動物園

上野は魅力がたっぷり

上野の面白いところは、駅の出口によって、様子が様変わりするところです。
因みに、出口は公園口、不忍口、浅草口、入谷口、広小路口と別れています。
一口に、こういうところと言えないのが上野の魅力でしょう。

たとえば、JRの公園口から降りると、目の前にあるのは広大な上野恩寵公園です。
ここは、文化的なエリアで、文化会館で音楽やバレエのコンサートを楽しんだり、美術館で絵画観賞、博物館を見学したりできます。

また、公園の奥には、動物園がありますから、話題のパンダ等の動物に会えるのも、楽しみが広がるところです。
そして、公園から足をのばすと、レトロな雰囲気の谷中方面を散策できるという魅力もあります。

不忍口、広小路口ですと、アメ横商店街に行かれます。
ここは、商人のテンポいい叫び声で、有名な商店街で、特に年末の安売りが有名です。
先ほどの公園口の文化的な場所と打って変わって、ここは、庶民的で元気な雰囲気になります。
このように、出口によって、いろいろ楽しめるのが上野の魅力でしょう。

上野のおすすめ観光コース

上野でのおすすめの文化的な観光コースです。
まずは、公園口におります。
時間にもよりますが、11過ぎていたら、早めのランチを食べてもいいでしょう。
公園内にも、レストランはありますが、駅構内でも、それほど待たないで入れるところもあるので、早めに済ませておくと、観光に集中できます。

公園に入るとすぐ、国立西洋美術館があります。
こちらは20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエの設計で有名で、世界遺産にも登録されているのです。
ここで、写真を撮り、中も見学しましょう。

ここ以外にも、国立科学博物館、東京国立博物館、上野の美術館、東京美術館と見学する場所があります。
興味のある催しがあれば、二つ、三つ見学するのもおすすめです。

見学を楽しむだけ楽しんだら、カフェで休憩して、夕方から夜は、文化会館のコンサートで、観光コースの終了になります。
ここでは、様々なコンサートが催されていますから、お好みのコンサートがあれば、予め、チケットを手配しておくと良いです。

上野の歴史を語ろう

上野の歴史も、興味深いものです。
上野恩寵公園は、元々、上野の山と言われる丘でした。
1876年、日本初の公園として開園し、現在に至っているのですが、そこまで、様々な紆余曲折があったのです。

上野公園ができた明治時代は、西洋から様々な文化を取り寄せた時代でした。
それに伴い、上野公園に東京国立博物館の前身となる「博物館」が内幸町から移転してきました。
1887年には、東京芸術大学の前身の東京美術学校は岡倉天心らによって開校したのです。
1906年には帝国図書館が設置されましたし、上野動物園、西郷隆盛像も作られました。

こうして、上野は文化の中心となりましたが、大正の関東大震災で、東京は甚大な被害がありました。
上野公園内には、仮設住宅一万棟が造られ、西郷隆盛像は尋ね人のビラだらけになったのです。

そんな震災から立ち直った上野が再び、荒れ果てたのは第二次世界大戦です。
東京大空襲でも、上野公園は人々の避難の地となり、沢山の人々で、ごった返していました。
人々は観桜大震災同様、上野公園に守られたのでした。

このような歴史を経て今、上野は平和な人々であふれています。
上野はこれからも、人々を見守り続けるでしょう。